November 10, 2009

敗戦日記 / 大佛次郎

昭和19(1944)年11月10日(発行所 草思社)

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 皆の話から。
暗いのと工場帰りの娘たちの帰りを案じ駅は迎いの母親や姉で混雑している。(時節がら男装の者多しと。)
ひと頃華美を競いし映画女優たちのその後、落魄せしもの多しと。砂田駒子は床屋の妾、狸合戦の高山広子は貧しい家の生まれでつつましく好感を持たれしが望みし結婚に破れ、実演の方に移ろうとしてその会社の重役のものとなりしが、その男横領にて七ヶ月もひっぱられその間に出産あり、産後の故障にて足が腐り片方を切断するに至ると。酒井米子は若い亭主を持ち五十で今も真白に塗っているのを電車の中で見かける、と。


酒井法子さんも細川ふみえさんも君島十和子さんにも頑張っていただきたいものですね。

とにもかくにも「災厄の紳士 / D・M・ディヴァイン」と「幽霊の2/3 / ヘレン・マクロイ」を海外推理小説に追加しました。
災厄の紳士 / D・M・ディヴァイン
(東京創元社 / 2009)
主人公:ネヴィル・リチャードソン(ジゴロの青年)

主人公は羽賀くんや押尾くんや高相くんのように中身の薄い青年。 見た目は美男子なのでジゴロ稼業で糊口を凌ぐ生活。 そしてさる筋よりの「有名作家の娘を誑し込んで欲しい」との話に乗ってしまいます。 実は奥さんがいるのですが 主人公には勿体ないほどの女性。 とはいえ結末は なにやら最近の事件を...

幽霊の2/3 / ヘレン・マクロイ
(東京創元社 / 2009)
主人公:ベイジル・ウィリング博士(精神科医)

あるパーティーで人気作家が毒殺されます。 出版業界の内幕が中々興味深いです。 殺害方法はありふれているのですが 作家を中心とした人間関係の謎解きを堪能。 ただ帯には「名のみ語り継がれてきた傑作」とのことですが ジャズやロックの所謂「幻の名盤」と同じような赴きも。 作家に対する辛らつな批判を繰りひろげる評論家が中々好印象。

私が傷ついた辛らつな批評。

ニューミュージック・マガジン 1970年 6月号(P107)

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Manfred Mann Chapter Three / マンフレッド・マン・チャプターⅢ
 評点 80点 担当 水上はる子
...大メンバーチェンジして、今度こそやりたいことをやるぞ、と張り切っているらしいがそうは問屋がおろさない、せっかく導入したサックスが勝手にブワー・ブワー鳴るばかりで、ちっとも思うようにならない。そんな気持ちでイライラしてるのではなかろうか。
 ホーン・セクションを加えたグループで成功したのはブラッドとシカゴ以外ないと私は思っている。ジャズっぽいホーンと、完全に分離してしまったロック調のギターが、なんともあと味の悪いものを残した。


「ブワーブワー」と「あと味の悪いもの」という表現に深く傷つきました...
今でも2枚目の方が 日本では評価が高いのは この評点のせいではと私は逆恨み気味。

ニューミュージック・マガジン 1970年 9月号(P100)

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Groundhogs / 進歩のための破壊!(Thank Christ For The Bomb)
評点 78点 担当 中村とうよう
...マクフィーの作曲家としての才能の限界もハッキリと出てしまっている。イギリスでは最もブルースを深く理解していたマクフィーの姿が、どこかにスッ飛んじゃったのは少々さびしい。

「才能の限界」という言葉と「はっぴいえんどが83点」「Iron Butterfly(Live)が90点」「The Jerry Hahn Brotherhoodが90点」に対しての「78点」に深く傷つきました。

もちろん友人たちも「ニューミュージック・マガジン」を買っていたので この2枚のAlbumは棚の奥の方へしまい込んでしまったことは言うまでもありません。
この時点で 私は「British Rockがよく分からない奴」だったようです。

Travelling Lady / Manfred Mann Chapter Three
確かに水上はる子さんの仰るとおり ブワー・ブワー鳴るばかりかも...
でも私は好きだったのです。この管の響きが。


Soldier / Groundhogs
中村とうよう翁は「マクフィーの作曲家としての才能の限界もハッキリと出てしまっている」と決め付けましたが...

Gatefold Inside(内側見開き)
Manfred Mann Chapter Three / Vol.1

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Groundhogs / Thank Christ For The Bomb

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November 06, 2009

Tomorrow Never Knows / Steve Marcus

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爺世代には格別の思い入れのあるSteve Marcusですが 今ではほとんど忘れ去られているようです。
もちろん ミスチルに便乗しているわけではありません。
ましてやPhil Manzaneraなど興味の範疇にはあるはずもないと思ったのですが なんと我が家のTomorrow Never KnowsはBeatles / Revolverを除けば 801 Liveだけのようです。
ざっと見た限りでは 静止画像を含め YouTubeにもSteve MarcusのTomorrow NeverKnowsは見当たりませんでした。
ということで ヴィニール・コレクションに「Phil Manzanera, Eno.../ 801 Live / 1976年」を追加しておきました。

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Phil Manzanera, Eno.../ 801 Live / 1976年
日本盤の解説は 多分まだ「メタルの伝道師」とは呼ばれていなかった頃の伊藤政則先生。 とはいうものの レコードを聴く前からわくわくさせられてしまう名調子に感服。 曲目解説もきわめて適切。 Web上にも この解説文を下敷きにしたと思しき文章が そこかしこに。 ということで 私もそのまま参照。
「フィル・マンザネラがイーノを筆頭とするスーパー・メンバーでレディングに乗り込んでくる。 彼らの突然の参加によって第16回目を数えるフェスティバルは、にわかに熱を帯びたものになろうととしていたのだった......。
キング・クリムゾンの崩壊後、イギリスにおいてイクスペリメンタル・ロック・ミュージックの欠乏は著しい。 これはロック・ファンである誰しもが強く感じている問題点に他ならない。 しかし、彼フィル・マンザネラが結成したという噂のグループは、そのメンバーの顔ぶれを見る限りでは何かを期待出来そうな、久しぶりに登場したイクスペリメンタル・バンドの薫りに満ち溢れたそんなグループだったと言えよう。」(以下略 '77. 7. 10.)

そして BeatlesのTomorrow Never Knowsも演目に含まれている訳ですが 我々の年代だとSteve Marcusが真っ先に頭に浮かぶのです。 このAlbumに関し 比較対照として登場してこないのが 長年に亘っての私の疑問。 1968年当時のJazz-Rock Fanは 松平さんの二世代前のブラックホークなどジャズ喫茶からロック喫茶への過渡期に散々Steve MarcusのTomorrow Never Knowsを耳にしていたはず。 1968年のLarry Coryell(guitarist), Bob Moses(drummer), Chris Hills(bassist), Mike Nock(keyboardist)を 冷徹にManzanera, Philips, MacCormick, Monkman辺りと比べては何かまずい事でもあるのでしょうか。 単に1968年頃のAavant-GardeなJazz Rock Fanと1976年ごろの先進的なBritish Rock Fanには接点がないということなのか...それはそうと もう一人の熱き男ターザン山本さんんはお元気でしょうか?

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伊藤政則先生の有難い解説の裏面は こんな地味なポスターでした。
そもそも JacketはGuitarではなくてBassのPegでしたね...。

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October 31, 2009

Blank Generation / Richard Hell

Richard Hell & The Voidoids / Blank Generationより。

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「三大Guitaist」ならぬ「三大Generation」ものということで。
私が勝手に名付けたのですが 残りの二つは「My Generation / The Who」と「ラブ・ジェネレーション / ジャックス」。
ラブ・ジェネレーションにすると「ラブジェネ」ファンが間違えそうですし My Generationだと「生徒諸君!」や「YUI」のファンが間違えそうです。
ということで Blank Generation / Richard Hellを表題に。

ラブ・ジェネレーション / ジャックス



Blank Generation / Richard Hell



「My Generation / The Who」の映像は 皆さん見慣れていらっしゃると思い割愛。
因みに 欲望(Yardbirds)やMonterey Pop Festivalの映像以前に The Whoの楽器壊し芸を見ていたのかは判然としません。
国内では ガリバーズとブラインドバード位しか記憶にありません。

三大Generationから四大Generationものに格上げするまでには至らないものの 「Your Generation」という佳曲が収録されている「Generation X / Perfect Hits 1975 - 1981 」を定番のCDですに追加しました。
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337.Generation X / Perfect Hits 1975 - 1981 (1996年 / TOCP-3234)
「ジェネレーションX / ダグラス・クープランド」より一世代前ということに。認知度はどちらに軍配が?
Billy Idol君の存在に何となく胡散臭さが漂うものの BassのTony James君はじめ歯切れのよい演奏。
Wild Youth, One Hundred Punksなどがお気に入り。ということで 本当は1stを持っていれば充分だったかも。
三大Generationもの「My Generation」「ラブ・ジェネレーション」「Blank Generation」には及ばないものの 「Your Generation」も中々乙な仕上がり。もっともBlack Eyed Peasの「Now Generation」に追い抜かれたかも。

こちらがYour Generation。



そして旬のNow Generation。



さらにカバーが見つからなかった「ジェネレーションX / ダグラス・クープランド」...

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October 23, 2009

Johannesburg / Gil Scott-Heron And Brian Jackson

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Gil Scott-Heron And Brian Jackson / From South Africa To South Carolinaより。

来年(2010年)はSouth AfricaでFIFA World Cup 開催。(JohannesburgのEllis Park Stadiumや近郊のThe Soccer City Stadiumなど)
Johannesburgは恐ろしい街と聞いていましたが 治安も良くなっているのでしょうね。

Johannesburg / Gil Scott Heron


ということでJohannesburg出身というBLK JKS / After Robotsを90年代以降のCDですに追加しました。

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BLK JKS / After Robots
South Africa出身。私が知る同国出身の音楽家は 1968年に来日したMiriam MakebaとMontereyのHugh MasekelaにAfrican PianoのDollar Bland(Abdullah Ibrahim)程度。Jazzなど国際色が民族色を上回っていたとの印象。40年後 「今時の若者(少し前)」は民族色よりRock色が濃厚に。 伝統音楽をきちんと踏まえたTinariwen(Mali)はiTunesで済ませ こちらはCDを。 我ながら 選択基準がちぐはぐ。

1994年Nelson Mandela氏が大統領に就任した頃 この人たちはPearl JamとかSoundgardenとか聴いていたのでしょうか?
若干時代錯誤とも思えるGuitarとDrumsが超弩級の迫力で迫ります。

Lakeside / BLK JKS



Pata Pata / Miriam Makeba

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October 19, 2009

Witch Doctor / David Seville

所謂 テープ早回しものの元祖かと。
「フォーク・クルセダーズ」の場合は 想定外のテレビ出演に とても間が抜けたものになっていたと記憶。



All My Loving / Alvin and the Chipmunks

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ということで ヴィニール・コレクションに「加藤和彦 / パパ・ヘミングウェイ / 1979年」を追加しておきました。

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加藤和彦 / パパ・ヘミングウェイ / 1979年
実のところ 私は東京育ちだったので 「フォーク・クルセダーズ」より「ジャックス」のほうが馴染み深かったです。 「帰ってきたよっぱらい」より「からっぽの世界」ということでしたね。 当然「加藤和彦」さんより「早川義夫」さんの方に思い入れが。 それでも時代の先取り(パクリ)路線としては 「ムッシュかまやつ」さんとともに その感性を評価していました。
その後も 私は「ミカ・バンド」より「ぼくは本屋のおやじさん」の方に関心が。 私の中ではどうしても早川さんには敵わなかった人という印象を。 ちょっとスケールは違いますが 大江健三郎と江藤淳の関係でしょうか?
肩の力の抜けた「ムッシュかまやつ」なら トノバンのような「自殺」という選択肢はありえないように思うのですが 残念至極。 伊丹十三さんにも感じたのですが こんな洒落者としてのイメージを維持して生活していくと息が詰まりそうですね。 確かに このAlbumも一分の隙もない完璧なAlbum。 唯一の欠点はそのことだと思います。
 これがSteely Dan / Aja(1977年)の前に発表されていれば それなりにかなりの評価を受けたのではと思いますが...Resort Musicでありながらも 完成度が高いために ある種の息苦しさに近いものがあるところまでそっくりとは。 正にDonovan(Leitchです BaileyでもFrankenreiterでもありません)のような声質でそっと囁いてくれるスモール・キャフェ、アラウンド・ザ・ワールド、レイジー・ガール辺りには 今でも反応してしまいます。 2枚もAlbumが残っているので ちょっと照れくさいのですが かなり好きなArtist(ちょっと恥ずかしい呼び名)だったのは確かですね。
謹んで哀悼の意を表します。

今野雄二氏の解説

失われた世代に愛を求めて新しい世代の音を創り出したアルバム
今野雄二

 にぶく光るパリの町角のカフェの陽だまりの中で、失われた恋の面影に思いをはせる若者がひとり......
 アメリカの女流作家ガーとルード・スタインによっていみじくも名づけられた、<失われた世代>と呼ばれる一群の作家たち、とりわけ若き日のアーネスト・ヘミングウェイの青春の一こまを彷彿とさせるこの光景は、やがて、陽光にひかり輝く紺碧のカリブの海でまっ黒く陽焼けして逞しい男に成長した彼の姿へと重なっていく。
 ノスタルジックな趣にあふれた「スモール・キャフェ」の1920年代のサウンドが、新鮮な響きに満ちた「アラウンド・ザ・ワールド」の1980年代のサウンドを予感させるレゲエとテクノ・ポップとの融合へと発展していく、この『パパ・ヘミングウェイ』のアルバム構成は何とも見事である。
 むしろ薄暗い部屋の片隅でエドガー・アラン・ポーに読みふけっている姿が似合いそうな少年だったに違いない加藤和彦が、今ではテニスでひと汗流した後に強いアルコールを片手にヘミングウェイのタフでハードな世界にひたる姿と、このアルバムはまた見事に二重写しになって見える。
 ほの暗いロマンに彩どられた1920年代とまぶしく輝くダイナミックな1980年代とのイメージの不思議に美しい飛躍の真只中に安井かずみがふと垣間見たに違いない光景も、おそらくはこのようにしてひとつのドラマに発展していったのではあるまいか。

うーん 何だか鹿爪らしくて寛げないかも...

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October 10, 2009

平和と平等をあきらめない 社民党党首 福島みずほ

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文藝春秋 2009年11月号
何といっても衝撃的だったのは
「現代政治家「文字」に品格を問う」 (P330) 石川九楊
「みずほと丸文字と70年代」

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「平和と平等をあきらめない 社民党党首 福島みずほ」
連立の署名には吃驚はしましたが まだ「ああ普段はパソコンを使っていて 字を書いたりしていないのだろうな」と解釈。
ところが これはまさか色紙のつもり?

ひょっとして 清原選手の青島神社の絵馬や七夕短冊の「世界平和」のほうが心に響くかも。
鳩山「サイエントロジスト」幸夫人の「金星発言」や亀井「許永中」静香の「モラトリアム発言」とも相まって このままでは「連立政権」のイメージは『幼稚』というのが 国民に定着してしまいそうです...
小沢さんのご心痛お察しします。

ということで 気を取り直して 無難な記事を。
ビートルズ全曲制覇10時間(P316)
私のベストテン
亀渕昭信(1942年生) 亀和田武(1949年生) 近田春夫(1951年生)
ビートルズとほぼ同時代を併走しつつも いわゆるビートルズマニアではなく 普通に接してきた方々の対談というところか。
亀渕昭信さんのベスト10(他のお二人はベスト3でご勘弁を)。
 1 ヘルプ!
 2 シー・ラヴズ・ユー
 3 ストロベリー・フィールズ・フォーエバー
 4 ハロー・グッドバイ
 5 ひとりぼっちのあいつ(ノーホエア・マン)
 6 イン・マイライフ
 7 恋を抱きしめよう(ウィ・キャン・ワーク・イット・アウト)
 8 愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)
 9 ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
10 イエロー・サブマリン

亀和田さんのベスト3
 1 プリーズ・プリーズ・ミー
 2 ベイビー・イッツ・ユー
 3 イット・ウォント・ビー・ロング

近田さんのベスト3
 1 タックスマン
 2 ドント・バザー・ミー
 3 ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア


亀渕さん
僕は一九四二年生まれだから、ビートルズが六二年に「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューした年に二十歳でした。
六四年に日本で初めて「抱きしめたい」と「プリーズ・プリーズ・ミー」のシングルが出たときは、ニッポン放送に入社して、ディレクターになりたてのころだったから、最初から商売につながってる(笑)。
65年に「イエスタデイ」のシングルが出るまでは、洋楽ファン限定の人気でしたね。この曲で、やっといいバラード作るじゃない、って人気が広がったんです。

「最初から商売につながってる」が実に良いですね。

近田さん
僕は五一年生まれですけど、最初にビートルズに出会ったのは、六三年ごろ中学生のときに見たNHKの海外ニュースでした。
インストルメンタル
(アストロノウツやベンチャーズ)な音が好きだった人間にとっては、ビートルズはしょぼく聴こえてしまったんです。
ビートルズが少し好きになったのは六五年に公開された「ヘルプ!4人はアイドル」という映画からですね。
僕が腹が立つのは好きでもなかったのに、ずっと聴いていたような顔をする人ですね。今回のリマスター盤は昔から知っていたようなふりをするためのアンチョコになるんじゃない?

アンチョコって死語だろうという突込みを期待しているのでしょうね...
昔から聞いていて不良扱いされた怨念が滲み出ていますね。いじめられていたのでしょうね。

亀和田さん
僕は49年生まれで10歳ぐらいの頃から、コニー・フランシス、リッキー・ネルソン、ポール・アンカ、ニール・セダカといった、甘ったるくてセンチメンタルなアメリカのポップスが大好きだったんです。
ビートルズの最初のシングル二枚を聴いた瞬間にすごい拒否反応を起こしてしまった。気楽に気持ちよく聴けない、これは全然違うぞ! って。
西郷輝彦や舟木一夫を聞いてて、洋楽ポップスさえ聞いていなかったやつに同窓会で「カメちゃん、俺たち、やっぱりビートルズ世代じゃん」なんていわれたことがあります。

亀渕さんの前で「カメちゃん」とはいい度胸です。 私はしばらく「Kiwada」さんだと思っていました。

かなり昔の話になりますが 同じく15,6歳のころの思い出話を もうお二方の対談から。

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徳川夢聲の世界
問答有用 文学者篇Ⅱ深夜叢書社
こちらは橘家圓喬 (4代目)さんの思い出話。
徳川夢聲(1894年生) 小島政ニ郎(1894年生)
(P63)
夢声
はなし家になるなら、やはり、円喬にと思いました。
小島
とにかく、たいへんな名人でしたね。十五、六で「鰍沢」をきいて、月の輪おくまの色っぽさがわかったんだから、あたしの耳もたしかだったな。
夢声
小島さんが十五、六なら、ボクも十五、六。(笑)
小島
あの時分の寄席のお客さんてものは、教育程度とかなんとかからいえば、今よりも下だったのに、どうしてああいうふうに、きき巧者が多かったのかな。
夢声
教育程度が低かったといっても、芸をきくなんてことは、今の大学生よりむかしの小学生のほうがずっと上だったですね。
小島
また一方、円遊のようなひとがいて、あんなものに、たいへんな人気があつまってたという事実もあるんですがね。


私もこっそり 今日の気分でBeatlesのBest 10。
これは気分次第で毎日変わりそうです。

1. A Day in the Life
2. While My Guitar Gently Weeps
3. Nowhere Man
4. Lucy in the Sky with Diamonds
5. In My Life
6. You've Got to Hide Your Love Away
7. She Loves You
8. I Feel Fine
9. Eleanor Rigby
10. Revolution

最後に 余計なお世話かもしれませんが 福島さんがこの頃大屋さんに似てきたような気がして少し心配です。

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October 09, 2009

You Can Get It If You Really Want / Jimmy Cliff

28秒 1分12秒...と小気味よいTurnは健在ですね。



一方のBob Marley師。
3分11秒辺りから I-Threesも含めてなんとも重苦しいStepを...
Jaming / Bob Marley



農大 応援団 大根踊り



郡上おどり



ということで ヴィニール・コレクションに「Jimmy Cliff / In Concert The Best Of / 1976年」を追加しておきました。

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Jimmy Cliff / In Concert The Best Of / 1976年

1978年2月 驚天動地のLightnin' Hopkins来日に動揺する間もなく 3月 本邦初演の本格的Reggaeとして華々しく来日。 私としては珍しく 映画The Harder They Comeの観賞に このAlbumも愛聴と 予習も万全で公演に臨みました。 翌1979年4月のある種異様な盛り上がりを示したBob Marley師とは異なり 久々に落ち着いて観賞することができた演奏会として印象に残っています。
特に間奏時 Jimmy Cliffさんのくるりと回転するさまは Bob Marley師の思わず東京農大のように大根を持たせたくなる仕草やI-Threesの郡上踊りのような振り付けなどの土着的な動きと対照的で 実に小粋で洗練された所作で格好よかったです。 昔ながらのSoul Fanとしては 実はJimmy Cliffさんの方が好みだったかも。 ただ 強烈な個性のBob Marley師に平伏し Reggae全般というよりBob Marley信者となった方がはるかに多かったと記憶。
一方 Jimmy Cliffさんは 残念ながらそんな憑依妄想とは無縁だったようです。 さらに このAlbumは代表曲のYou Can Get It If You Really Want, Wild World, The Harder They Come, Many Rivers To Crossなどを収録。 この一枚でかなりの充足感があり 他のAlbumを聴くまでに至らなかった点 良心的ではあるものの 販売戦略としては疑問が残りました。 またAMGのDiscographyのLabel欄を見ても Trojan, Island, Mangoだけでなく EMI, Reprise, Warner Bros. ColumbiaなどなどLabelを転々と渡り歩き根無し草の様相を呈しております。  この辺りに何か問題がありそうですね...
伸びやかでしなやかな澄んだ歌声はRastafarianismの重苦しさがなく 好感触だったのですが少し残念です。

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October 05, 2009

Hurdy Gurdy Man / The Sound of Feeling

The Sound of Feeling / Spleenより。

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NicoさんのThe Endと並ぶ 凄みのあるCover曲です。
いや 時代を考えれば その筋としては Nicoさんを凌ぐ出来映えかと。
前回 Neko Caseさんで「おどろおどろしい」という表現を使いましたが こちらの2曲こそ正真正銘の「おどろおどろしい」かも。
なおThe End / NicoはLive盤よりStudio Versionの方が好きだったりして。

ということで おどろおどろしく定番のCDですに「Kevin Ayers-John Cale-Eno-Nico / June 1, 1974 」を追加しました。
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336.Kevin Ayers-John Cale-Eno-Nico / June 1, 1974 (1990年 / IMCD 92)
Kevin AyersのConcertに豪華?Guestが参加ということで 歌舞伎や落語の襲名披露公演のような趣。
ただ プロレスのバトルロイヤルと同じで 顔ぶれ自体はそれなりに豪華ですが 個々の演奏密度はやはり薄まってしまいますね。(そもそも華やかさに欠けますが)
やはりプロレスは一対一かタッグ・マッチ位の方が面白いのと同様 Kevin AyersはさておきEnoNicoJohn Cale辺りは それぞれAlbum 単位で聴きたくなってしまいますね。

Kevin Ayers, John Cale, Eno, Nico, Mike Oldfield, Robert Wyattを凌ぐ?豪華なBattle Royal。
Dick Murdoch, Hulk Hogan, Andre The Giant,The Masked Superstar, Superfly Jimmy Snuka, Mil Mascarasなどなど。


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September 27, 2009

Batpoem / Liverpool Scene

The Amazing Adventures Ofより。

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視覚的な効果はかなり疑問ですが ついつい映像に反応してしまいました...


Take me back to Gotham city
Batman
Take me where the girls are pretty
Batman
All those damsels in distress
Half-undressed or even less
The Batpill makes 'em all say Yes
Batman
Help us out in Vietnam
Batman
Help us drop that Bat Napalm
Batman
Help us bomb those jungle towns
Spreading pain and death around
Coke'n candy wins them round
Batman
Help us amash the Vietcong
Batman
Help us show them that they're wrong
Batman
Help us spread democracy
Get them high on LSD
Make them just like you amd me
Badman
Show me what I have to do
Batman
'cause I want to be like you
Batman
Flash your Batsign over Lime Street
Batmobiles on every crimestreet
Happy Bathday that's when I'll meet
Batman


そんなこんなで サイケものをこの人達のこの曲に加えてみました。

 Liverpool Scene / Batpoem
 Epitaph / Stop, Look & Listen
 Bob Dylan / Can You Please Crawl Out Your Window
 ザ・ピーナッツ / Epitaph
 Charlatans / Alabama Bound


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Charlatans / Alabama Boundより。

またサイケデリック前後のあ行からた行までの映像リンクを補修・更新しました。(静止画像が多いですが)

この辺りが最近のお気に入りかも。(残念ながらいずれも静止画像)
 Illinois Speed Press / Free ride
 Dino Valenti / Children of the Sun
 Aum / You Can't Hide
 Groundhogs / Soldier
 Jorma Kaukonen / Hamar Promenade
 Seatrain / Willin'
 Gypsy / Gypsy Queen Pt.1

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September 21, 2009

Graveyard / Public Image Limited

近年の弾けっ放しなJohn Lydonさんからは目が離せません。

John Lydon Butter Commercial

John Lydon's Shark Attack


「何やってんだ!Johnny Rotten!!」などと罵倒するつもりはありません。
文化人気取りで嬉々として文藝春秋の対談に登場したりする懐メロ・フォーク(含む元)歌手たちよりは信用できそうです。
おっと ノーベル平和賞を狙っているのかと思わせる気高い理想を抱くロック歌手やフェラーリに乗る自称エコロジストのロック歌手も何だか好きになれませんが...
それと比べると 近年のJohn Lydon氏の暮らしぶりは 愛煙家の宮崎駿監督同様ついつい応援したくなります。
そういえば 大昔Johnny Rotten、Johnny Rottenとか連呼し 9.11の後 Imagineを歌っていた「てっぺん禿げおやじ」はどう思っているのでしょうね?

荒木さんに引き続き 敏いとうとハッピー&ブルー with キャサリンと思ったのですが 生憎所持しておりませんので まずまず波乱万丈なJohn Lydonに拍手を送りつつ定番のCDですに「Public Image Limited / Public Image/Second Edition」を追加しました。
No.17

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335.Public Image Limited / Public Image/Second Edition (2003年 / 07243 583347,50)
悪名高いCCCD発売時の目玉商品だったのかも。iTunesなどの普及で すっかりCCCD騒動のことは忘れてしまいました。とは言うものの 投売りされていたのでつい食指が...
Sly & Robbie, Scientist, Dennis Bovellに比べ 瞬発的な音の刺激は足りないものの Keith LeveneやJah Wobbleは 全体像の構築においては大健闘。
ただ評価の高いSecond Editionで 肝心のJohn Lydonが天賦の強靭な喉を持て余し気味なのがちょっと気になるところ。大昔Eric Burdon師がPsychedelic時代末期に 同様の隘路に迷い込んでしまっことを うっかり爺は思い出してしまいました...

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