February 11, 2015

チューリップ でんでらりゅうば 鈴を鳴らそう他 / 長崎少年少女合唱団とアンドレ・リュウ(Andre Rieu)

実に温かで和やかな音楽会です。
これもCool Japanということになりそうです。

アンドレ・リュウさんは 言うなれば日本の葉加瀬太郎さんの師匠筋に当たる方とでも申しましょうか。
ただし規模がかなり異なり その興行収入は 2014年で52百万ドルと Elton John(59百万ドル)やCher(55百万ドル)に伍する大御所。

因みに2014年の世界音楽興行収入を見てみると
 1.One Direction(290百万ドル)
 2.Justin Timberlake(204百万ドル)
 3.Rolling Stones(143百万ドル)
 4.Eagles(128百万ドル)
 5.Katy Perry(108百万ドル)
 6.Paul McCartney(107百万ドル)
 7.Bruno Mars(97百万ドル)
 8.Beyonce and Jay Z(96百万ドル)
 9.Lady Gaga(81百万ドル)
10.Michael Buble(74百万ドル)
11.Billy Joel(72百万ドル)
12.Beyonce(69百万ドル)
13.Bruce springsteen(65百万ドル)
14.Luke Bryan(62百万ドル)
15.Elton John(59百万ドル)

18.Cher(55百万ドル)
20.Andre Rieu(52百万ドル)

利に聡い大御所たちが 収益率の低いAlbum制作などに目もくれず 実利的で効率的な営業活動に邁進していることが窺われます。
そういえば 私もBillboardのAlbum Chartにはあまり関心を持たなくなりました。
Rolling StonesやPaul McCartneyはともかく Eaglesは日本にやって来たのでしょうか...
日本の「夢グループ」もまだまだ頑張らなくてはいけませんね。

ということで「その男キリイ / ドナルド・E・ウェストレイク」を海外推理小説に追加しました。

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その男キリイ / ドナルド・E・ウェストレイク
(早川書房 1977)
主人公:ポール・スタンディッシュ(モネクワ大学の学生)

大学の実習で機械工労働者組合に派遣された主人公ですが オルグ活動に赴いた先で組織化に協力を求めた人物が殺害され 同行した幹部とともに地元警察から容疑者扱いされ 厳しく追及されるはめに。 初な青年が脅されたり 騙されたり 裏切られたりと世の中の荒波にもまれるうちに生き抜く術を身につけていきます。 なお キリイというのは主人公を指導する組合の幹部の苗字です。

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January 18, 2015

Saint James Infirmary Blues / Jack White with Jools Holland

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ペスト / カミュ(新潮社刊)より
(P186)
しゃれたかっこうの青年たちが占領しているもう一つのテーブルでは、なんだかわけのわからない会話がかわされていて、上方にとりつけてある拡声器から流れ出る《セント・ジェームス・インファーマリイ》(訳注 ジョー・プリムローズ作のブルース曲)の楽節のなかにかき消されていた。
(P195)
 ランベールは部屋のすみへ行って、小さな蓄音機のふたをあけた。
「なんです、そのレコードは?」と、タルーが尋ねた。「聞いたことのある曲だが」
 ランベールは、これは《セント・ジェームス・インファーマリイ》だと答えた。
 レコードの半ばほどで、遠くに二発の銃声が響くのが聞こえた。
「犬か、それとも脱走かな」と、タルーはいった。
 間もなくレコードが終ると、救急車の警笛が次第にはっきり大きくなってきて、ホテルの部屋の窓の下を通り過ぎ、また次第に細くなりながら、やがて最後に消えてしまった。
「こんなレコードはおもしろかありませんがね」と、ランベールはいった。「それに、今日はこれでもう十遍も、こいつを聞いているんです」
「そんなに好きなんですか、これが?」
「そうじゃないんですがね、なにしろこれしかもっていないんです」
 そして、ちょっとしてから――
「だから、そういってるんですよ、こいつの正体は繰返すってことだって」


私は「ランベールがペストに罹ればいいのに」と思いました。
突然こんな本を引っ張り出してきたのは エボラ出血熱の影響でしょうか それともアルジェリア系フランス人のクアシ兄弟の影響でしょうか?
実際は「やとわれた男 / ドナルド・E・ウェストレイク」の隣に並んでいただけかと...

ということで「やとわれた男 / ドナルド・E・ウェストレイク」を海外推理小説に追加しました。

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やとわれた男 / ドナルド・E・ウェストレイク
(早川書房 1977)
主人公:ジョージ・クレイトン(クレイ)(某組織の幹部)

配下の麻薬売人が殺人事件に巻き込まれたと庇護を求めてきましたが 警察の来訪に際し逃亡 行方知れずに。 ただ折も折 麻薬取引で来訪中の欧州の大物がこの売人に恩義を感じているらしく 主人公が尻拭いを命じられました。 更にややこしいことに殺された女性が政界の黒幕の庇護を受けていたことが判明します。 主人公に中間管理職の悲哀を感じました。 ウェストレイクの長編第一作とのこと。

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December 21, 2014

Do You Believe In Magic / Byrds

1965年のHullabalooにて。
初々しいRoger McGuinn氏ですが Guitarを携えていないために所作に若干の戸惑いが。
安倍晋三さんの如く 頻りに手を動かしていらっしゃる様子が微笑ましいです。
いずれにせよ Byrdsにとって居心地の良い番組ではなさそうですね。

Chad & Jillというのは Chad & Jeremyの Chad Stuart夫妻。初めて映像を拝見。
最後に登場するMicky DolenzやEd Seeran風のお調子者はDavid Wintersさんのようです。
その後も 振付師や映画監督やProducerrなどで活躍なさっていらっしゃるようですが 当時は 映画「West Side Story」で Jet団のA-Rabを演じていらした模様。
「大草原の小さな家(インガルス家"家長)」のMichael Landon氏やSSWのJackie DeShannon姐は説明の必要はなさそうですね。

Soccer界にかぎらず Pops界やRock界においても この種のAway状況はそれなりの伝説となり
 Newport Folk Festival(1965)のBob Dylan
 Monterey Pop FestivalのLaura Nyro
 Woodstock(1969)のSha Na Na
 Last Waltz(1976)のNeil Diamond
 Bob Dylan 30th Anniversary Tribute Concert(1993)のSinead O'Connor
などなど連綿と語り継がれていくことに。

30秒辺りのJoni Mitchellの冷たい視線がとても良いですね。
そして次第に下手に追いやられ Bob Dylanを筆頭に皆さんが上手から退場するのに 真っ先に下手からひっそりと消えてしまう姿には同情を禁じ得ません。
きっと来なければよかったと思ったことでしょう...

日本でも ビートルズ日本公演のドリフターズや日比谷ロック・フェスティバルのPYGはAway状態でした。
最近では Lady GagaのOpening Actを務めたBABYMETALがAway状態に負けずに頑張っていました。

ということで Hullabaloo同様 Byrdsが唐突に登場する「ブラディ・リバー・ブルース / ジェフリー・ディーヴァーを海外推理小説に追加しました。

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ブラディ・リバー・ブルース / ジェフリー・ディーヴァー
(早川書房 2003)
主人公:ジョン・ペラム(映画のロケーション・スカウト

44の訴因で告発された男に対する検察側の重要証人が暗殺され警官が負傷します。 たまたま直前に犯人と遭遇した主人公は犯人に狙われることに。 さらに警察やFBIからは協力的でない目撃者として睨まれる羽目に。 ライムシリーズのような過剰なまでのどんでん返しはありませんが 幾分辟易していたこともあり簡潔な筋書きに加え主人公にも愛着を感じるなど中々の好感触。 映画撮影現場の描写が興味深かったです。

(P49)
 ラルフ・ベイルズは、思い出すことが何年もなかった、ある歌を思い出した。それは二十五年前、バーズが歌った《イージー・ライダー》のエンディング曲だった。頭の中で、曲がはっきりと聞こえているのに、歌詞が思い出せなかった。自由になりたがっている男、そして、どこかから海へ流れていく川を歌った一節しか思い出せなかった......

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November 16, 2014

Carpenters Live In Japan

本来 私は生理的に受け付けないはずの「ひばり合唱団」とのSingまで見てしまったほどの素晴らしい興行でした。
もちろん姿形もRock青年だった私がコンサートに赴く術はなく あくまでTVでの観賞です。
Entertainment系の興行としては 私の中では 5th Dimensionの大阪万博コンサートに迫る出来栄えだったと記憶しています。
37分56秒辺りからのOldies Medley (Little Honda, The End Of The World, Da Doo Ron Ron, Leader Of The Pack, Johnny Angel, Book Of Love, Johnny B. Good)は Guitar SoloがBack To The Futureのように70年代風だったことを除けば 出色の出来栄えでした。
字幕を見ながら「HONDAはスポーツカーのS800ではなくスーパーカブ」とか「シャングリラスは実質3人組」とか ひとりごちてしまう自分に思わず赤面。
ジョニーエンジェルでの拍手は この楽曲が我が国において伊東ゆかりさんなどの歌唱で広く浸透していたことの表れだと思います。
Live In Japanとして発売されたAlbumも一聴の価値があると思います。
少なくともDeep PurpleやGrand Funk RailroadやCheep Trickの日本公演をも凌駕する出来栄えではないかと思います。
そしてHelpなどでDrumsを叩くKaren姫が本当に楽しそうです。
私の世代は ついつい森高千里さんにKaren姫の幻影を求めてしまいました。

残念ながら 私が絶賛するThe 5th Dimensionの大阪万博コンサート映像は見当たりませんでしたが この映像は記憶に残っています。

今でこそA&Mとか ソフトロックとしてこの辺りの楽曲にもそれなりの評価がなされておりますが 当時はRockやSoul至上主義者が闊歩していた時代なので 私のような軸足の定まらない日和見主義の中庸派Pops愛好家には甚だ居心地の悪い時代でした。

ということで 大工さんが次々と失踪してしまう「猫は床下にもぐる / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫は床下にもぐる / リリアン・J・ブラウン

季節は6月 一人と二匹は湖を望むログ・キャビンで休暇を過ごすことに。 ポリーは交換プログラムでこの夏は英国で過ごし不在。 ココはログ・キャビンの床下探検に夢中。 主な催しはビーチ・パーティーと独立記念日のパレード辺り。 快適な休暇を思い描くも 次々と設備の不都合が発覚 さらに書斎の増築も目論むのですが なせか大工さんを探すのに一苦労。

 

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November 09, 2014

And The Beat Goes On / Whispers

真摯なSoul Fanは このDisco風味に違和感を覚えたようですが Pops耳で聞けば実に心地よい楽曲でした。

スーパーマリオ・ブラザーズ似のScott兄弟は双子。ただザ・ピーナッツやこまどり姉妹やリリーズやリンリン・ランランとは異なり 五人組ですが Lead VocalはScotty師とWalter師の二人が担当する形。
女性の双子は 他にも きんさん・ぎんさん 茉奈・佳奈 そしてガンザー姉妹(Shangri-las) やオルセン姉妹(Full House)と多士済々なのですが 男性の双子となると RobinとMaurice GibbのBee Gees以外では 宗兄弟 荻原兄弟 おすぎとピーコ ポップコーン 工藤兄弟 たっちなどしか思い浮かびません。

なお 私が何度か見限ったBee Geesですが 最初に見限ったのはWorldという曲がきっかけ。
Beatlesのサイケ路線に衝撃を受け Rolling Stonesが狼狽しTheir Satanic Majesties Requestを発表したのと同様 Bee Geesの狼狽ぶりが手に取るように分かる曲。
Grapefruitを思わせる大仰さに思わず失笑。

この辺りはLady GagaやBeyonceの出現以降 迷走する浜崎あゆみさんや倖田來未さんの悲哀を連想してしまいます。

そうそう 双子というとマクガイア兄弟を忘れてはいけませんね。

ということで「猫は糊をなめる / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫は糊をなめる / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 1992)
主人公:ジム・クィララン(もと新聞記者)

季節は5月末から6月にかけての良い時季。 一人と二匹はK屋敷の火災消失に伴いガレージの上階での暮らし。 フランの攻勢や旧知の女性建築家の登場でポリーとの仲はぎくしゃく。 ココは糊に異常な執着を見せるほか 海の物語に関心を。 主な催しはお誕生会とお葬式ぐらいで 諸般の事情で演劇クラブの上演は中止。  今回も大勢の方がお亡くなり。 双子の銀行家が登場しますので 事件の大筋はあっさりと判明ということに。

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November 02, 2014

「OUR WORLD われらの世界」 Beatles / All You Need Is Love

Kennedy大統領の暗殺と重なった日米衛星中継(1963年)の衝撃が冷めやらぬ中で 衛星中継には興味津々でした。
ましてやBeatlesも登場するとあっては 明け方であっても見ないわけには行きません。(1時間17分辺り)
ただ 実際のところ 私が最も反応したのは Romeo And JulietのOlivia Hussey姫でした。(52分辺り)
Gigliola Cinquetti以来の衝撃でした。
ただOlivia Hussey姫は その後なんと布施明さんと結婚してしまい 女神のように崇め奉っていた私としては一気に卑近な存在となり 興醒めしてしまいました。
もっとも 今日 田辺昭知・後藤次利・竹中直人・篠山紀信(まとめて呼び捨て)などに抱く憎悪の念は 布施さんには抱きませんでしたが。
いずれにせよ 回転寿司や牛丼やスーパーの鰻のように自らアイドルと名乗り握手会などで身近に接することが出来る昨今のアイドル登場に 偶像視していた大昔の爺は吃驚仰天です。

そして 1時間5分25秒前後の映像にも胸をときめかしました。(ここだけ秒単位)
さらに 現代美術は胡散臭くて面白そうだという誤った概念を私に植えつけたのは Joan Miro画伯入魂の一筆でした。(1時間6分後半)
事程左様に 多感な少年期の私の人格形成において 極めて重要な位置を占める映像だったと 改めて感慨にふける今日このごろです。

なお この映像のBeatlesですが 話題沸騰のSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandの日本盤発売直前ということで注目度は高かったのですが 驕りや慢心に満ちた悪ふざけの馬鹿騒ぎとの印象は拭いきれず 少々期待はずれだったことも事実。
そしてBrian Epstein没後 Magical Mystery Tourなど方向性を見失っていく一方で 時代は既にMonterey Pop Festivalへと突き進んでいたのですね。

ということで「猫はシェイクスピアを知っている / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫はシェイクスピアを知っている / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 1992)
主人公:ジム・クィララン(もと新聞記者)

季節は晩秋の11月。 初めてのビッグワン体験も間近に。 一人と二匹は相続したK屋敷での暮らし。 ポリーのシェイクスピア通に感服。 ココもシェイクスピア とりわけハムレットに傾倒。 主な催しは オークションやココが大活躍の使用人結婚式。 火事が二度に加え 大勢の人がお亡くなり。 クィラランも元気溌剌 明朗闊達振りが眩しいほど。 波瀾万丈のジュニア一族や狂言回しのヒクシ―がなかなか興味深いです。

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October 26, 2014

Businessmen / Jack's Traveling Band feat.Jack Bruce (from Escalator Over The Hill / Carla Bley)

ジャック・ブルース師がお亡くなり。71歳とのこと。
謹んで哀悼の意を表します。
Jazzの場合 対話形式のInterplayは Scott LaFaroを筆頭に1960年代に定着しておりましたが Rock界では Jack Bruce師が開祖ということになるのでしょうね。
またPaul McCartney卿に続く「歌うBassist」としても確固たる地位を築いていらっしゃいました。
そして最も印象に残っているのが Escalator Over The Hill / Carla Bley Paul HainesのJack's Traveling Bandに於ける演奏です。

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Band Members
John McLaughlin: Electric Guitar
Carla Bley: Piano, Organ
Jack Bruce: Lead Vocals, Electric Bass
Paul Motian: Drums

解説(中村とうよう)より
 僕もびっくりしたことのひとつは、このマクラグリンと、カーラ・ブレイ、ジャック・ブルースとポール・モチアンというおそらくは今まで一緒にやったことのない4人が集まってジャックズ・トラベリング・バンドというロック・バンドをつくって3ヶ所ぐらいでてきますね。それが非常にまとまったいい演奏でマクラグリンも僕がふだん嫌いなイヤらしさがでないで、非常にいいロックを演奏しているんでびっくりしましたね。

すんなり褒めればよいものを John McLaughlin師を「ふだん嫌いなイヤらしさ」と一言付け加えるのが 頑固一徹のとうよう翁らしくて大好きです。

解説(清水俊彦)より

ドン(原文通り)はプレイだけでなく、「ラワルピンデイ・ブルース」ではヴォーカリストとしてデビューしている。この曲は、第5面の前曲の残りの部分から第6面の半ばにまでわたっているが、彼がこれほど素晴らしくサウンドしたことがかつてあっただろうか。まさに圧倒的としか言いようがなく、そのトーンのほとんど峻厳なまでの純粋さと、人間の声そのもののような響きは、EOTHの核心に最も鋭く迫っているが、先に述べた《オーム》という言葉のもつ神秘性とは、多分このようなものではないのだろうか。彼のソロのあと《ジャックズ・トラベリング・バンド》が現れて、ブルースとマクラグリンが活気にみちたインタープレイを行う。

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ドン(恐らくDon Preston)のところは ジャック・ブルースと読み替える必要がありそうです。 これは単なる誤植か 清水俊彦先生は60年代からご活躍のFree Jazz界の重鎮でいらっしゃいますが 恐らくJazzのAdlib形式を踏襲しただけのCreamなどという旧態依然とした楽団はお聞きにならず Jack Bruceが卓越したVocalistだなどとは 夢にも思わなかったのだと思います。
それはともかく ここまでJazz界の重鎮からお褒めの言葉をいただき Rock青年だった私は なにか晴れがましい気持ちになったものです。
ただJack Bruce師なりのGuitar Band形式での演奏は昇華し尽くした燃え尽き症候群に陥ったような気配も窺えますね。

ということで 取り敢えず「猫はスイッチを入れる / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫はスイッチを入れる / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 1990)
主人公: ジム・クィララン(新聞記者)

季節は冬 もうすぐクリスマスです。 一人と二匹はまだ都会で侘しい三流ホテル住まいだったのですが 骨董街の取材過程で下宿先を確保。 もちろんポリーはまだ登場せず Taylor姫やAriana姫やMeghan嬢を彷彿とさせる若い女性が多数登場。 ココはタイプに続き 電気のスイッチを入れることを覚えた模様。 主な催しは 骨董街のクリスマス・セール。 骨董商の相次ぐ事故死に疑いを抱く主人公とココ。

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October 13, 2014

My Name Is Jack / Manfred Mann

"My name is Jack and I live in the back of the Greta Garbo home"

ガラパゴスな日本の70年代・80年代Rock Fanの間ではムーンライダーズの方が馴染み深いのかも。(1978年のヌーベル・バーグに収録)
そして世間一般での知名度では Paul Simon翁, Carly Simon姐, Joe Simon師の後塵を拝するものの ガラパゴスな日本の70年代Rock Fanの間では The BandのProduceにJohn Simon's AlbumやJourneyというAlbumで名高いJohn Simonさんの作品。
Pops Fanとしては Joe SimonJoe SouthとJohn Simonをそれぞれ識別できれば 必要充分だと思いますが...

猫は銀幕にデビューする / リリアン・J・ブラウン(P282)より
実を言うと、二人は来週の出し物の方にもっと興味があった ―― 一九二二年にトーキー映画になったユージン・オニールのピューリツァ賞受賞作『アンナ・クリスティー』だ。ガルボのハスキーな声が初めて銀幕で聞ける映画で、彼女は「ウィスキーをちょうだい、ベイビー、けちけちしないでよ」といっていた。

戯曲の発表が1922年で 映画自体は1930年の作品のようです。
因みに本格的トーキー映画として名高い『ジャズ・シンガー』の公開は1927年10月とのこと。

そういえば「ハリウッド・バビロン2(1991年 ケネス・アンガー リブロポート刊)」という鬼畜系の書物に こんな写真が。

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ということで「猫は銀幕にデビューする / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫は銀幕にデビューする / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 2005)
主人公:ジム・クィララン(もと新聞記者)

季節は春 ちょうどApril Fools' Dayの新聞記事から始まります。 一人と二匹はインディアン・ヴィレッジのコンドミニアムで生活。 親愛なるポリーはまだ図書館長ですが どうやら... ココの死の咆哮の割に 事件は表ざたにならずに水面下で進行している気配が。 主な催しは ハリウッドから60年ぶりに帰省する老婦人の歓迎会や動物愛護プロジェクトの寄付集め集会など。 いつも通り 加害者も被害者は登場段階で判明するのですが 土壇場で意外な展開が。

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October 04, 2014

Petite Fleur(可愛い花) / Sidney Bechet

日本ではザ・ピーナッツでお馴染み。
恋のバカンス / カテリーナ・ヴァレンテ」からの連想かも。

猫はペントハウスに住む / リリアン・J・ブラウン(P324)より。
「そうだな、わたしはサックスが好きなんだ――シドニー・ベシエ、ジミ・ドーシー、スタン・ゲッツ、チャーリー・パーカー、コルトレーン。もし楽器が弾けたら、サックスを選んだだろうな。なんとなく人間の声みたいに聞こえるだろう」

日本で一番有名なSaxophone奏者といえばSam Taylorさんでしたね。
そして日本で一番有名なTrampet奏者はNini Rossoさん。

さらに 今でこそMarty Friedmanさんの台頭が目立ちますが 日本で一番有名なGuitar奏者はClaude Ciariさんでした。

なにしろ 皆さん「紅白歌合戦」に出場なさっていらっしゃいます。

ということで「猫はバナナの皮をむく / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫はペントハウスに住む / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 1994)
主人公:ジム・クィララン(もと新聞記者)

季節は冬が近づく11月。 一人と二匹は南の老朽化した高層マンションの修復計画への出資見極めも兼ねて そのペントハウスに滞在することに。 したがって親愛なるポリーは登場せず。 ココは スクラブルに熱中し そのペントハウスで起きた殺人事件の真相を暴き出します。 出先ということでヒクシー嬢も登場せず目立った催しはありません。 冒頭にクィララン死亡が伝えられるものの 本シリーズを同時進行で読んでいない私には驚きはありません。 VenturesやPP&Mに対する後追い世代の反応に近い感覚。

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September 13, 2014

Banana Splits / Dickies

Kick Assのこの場面でお馴染み。

猫はバナナの皮をむく / リリアン・J・ブラウン
(P75)
 その晩、クィラランは自分をだましてバナナを食べさせようとした。アイスクリームコーンのようにバナナをつかみ、一度に少しずつ皮をむいていたときの少年時代の喜びを甦らせた。バナナスプリットに対する少年時代のあこがれを思い出した――母親が高価すぎるといったので、とうとう食べられなかったのだ。
(P81)
帰りは<おばあちゃんのお菓子屋>に立ち寄った。最近、バナナスプリットのことを思い出したら、ランチに食べたくてたまらなくなったのだ。今日の分のバナナがとれるんだから、といいわけした。
(P149)
「ちょっと歩いて<おばあちゃんのお菓子屋>まで行く時間はありますか? バナナスプリットで有名なんです」クィラランは誘った。
 キャシーはバナナスプリットを注文し、年上の二人はサンデーにした。


ということで「猫はバナナの皮をむく / リリアン・J・ブラウン」を海外推理小説に追加しました。

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猫はバナナの皮をむく / リリアン・J・ブラウン
(早川書房 2006)
主人公:ジム・クィララン(もと新聞記者)

季節は冬が近づき そろそろ 一人と二匹は納屋からインディアン・ヴィレッジのコンドミニアムに移る時期。 親愛なるポリーは書店開店の準備で大わらわ。 ココはバナナの皮にご執心。 主な催しは ピカックス演劇クラブの『真面目が肝心』上演に書店の開店式典など。 ピカックス150年祭はどうもヒクシー嬢の計算間違いらしく来年とのこと。 今回も犯人と被害者は登場時点でほぼ判明。 ただ事件の起こる過程がいつもとは少し異なっているようです。

今回 材木で出来たお屋敷が登場するのですが Winchester Mystery HousePostman Cheval's Ideal Palaceを連想してしまいました。
(P133)
 あの怪物のような建物について本を書くことをどうして承知してしまったのだろう? 外見が醜悪であるばかりか、内部も写真撮影がむずかしいのだ!

日本にも「沢田マンション」というのがありましたね。

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