December 26, 2009

Twenty-Ten / Tinkerbell’s Fairydust

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邦題は「誓いのフーガ」ですが 日本だけのヒット曲だったと記憶。
中々日本人好みの曲調で スウィング・ウエスト、オックス、アダムス、ハプニングス・フォー辺りもCoverしていたはず。
そんなことから 私の中ではGS扱いで ザ・ピーナッツの「恋のフーガ」の方が高評価かも。
それでも来年は2010年ということなので それなりに注目が集まる可能性も。
などと言っていますが もともと原曲の「フーガ ト短調 BWV578」は割合好きな曲です。

Marie-Claire Alainさんは 1926生の83歳。今も現役とのこと。

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「密偵ファルコシリーズ」の「砂漠の守護神」を読んでいると オルガンの元祖とされる水圧オルガン(hydraulos)が登場。(P497)

パルミラのすべてが、隊商の家畜でさえ、おれたちといっしょにじっと耳をすましている。鳴り響く水圧オルガンの和音が砂漠の上に広がっていく。この途方もない音楽に、すべての駱駝が沈黙していた。自分たちの粗野な鳴き声より力強く、大音響で、もっと滑稽な音に......。

思わず 大昔後楽園で観たELPのKnife Edgeを思い出し ついつい反応してしまいました。

Knife Edge / Emerson, Lake And Palmer

そんな訳で「密偵ファルコシリーズ」を2冊 海外推理小説に追加しました。

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新たな旅立ち / リンゼイ・デイヴィス
(光文社 / 2003)
主人公:マルクス・ディディウス・ファルコ(密偵)

ローマ第13地区警備隊長で親友のペテロが暗黒街のボスを追放。 しかし その後も強奪事件や誘拐事件など犯罪組織の活動は一向に収まらぬ様子。 さらにファルコは 警備隊内の腐敗分子の内偵を命じられ ペテロとの関係がギクシャクと。 中村梅之助さんの伝七捕物帳のようなテンポで一気に読了。 洗濯屋さんのレニアと大家さんのスマラクトゥスの結婚式がすごいことに。 最終的には「よよよい よよよい よよよい よよよい」「めでてぇな」となったのかどうか...

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砂漠の守護神 / リンゼイ・デイヴィス
(光文社 / 2003)
マルクス・ディディウス・ファルコ(密偵)

極東からアラビアへの大交易ルートの交差点にあたる国の動向を探る任務。 なぜかギリシャ新喜劇の劇団の座付き作家となって シリアの砂漠地帯へ。 例によってヘレナも同行。 ペトラ、ボストラ、フィラデルフィア、ゲラサ、ペッラ、ディオンなどなど 耳慣れない都市の名前が次々に登場するのに閉口 読了まで意外に時間が... また登場する水圧オルガン(hydraulos)に激しく反応。

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December 15, 2009

Stepping Out / Tony Bennett And Christina Aguiler

最近ではBeyonce・Lady GaGa組が無敵のようですが 男女の組み合わせでは このお二人が最強かと。
ただ Patti LaBelle姉御のように 時と場所をわきまえぬChristina Aguilerの熱唱は 年長者に対する配慮が若干欠けているようですが...

近年は iTunesなどDownloadで済ませてしまったものが一段と増加 CDに対する購買意欲は年々薄れてきました。
その中で 辛うじて今年(2009年)爺の所有欲を掻き立てたAlbumを拾い出してみると
1.The Fame / Lady GaGa
 2009年9月場所 5大関全員に勝った把瑠都というところか。
2.Reunited / Clifff Richard & Shadows
 2009年11月場所 史上3人目の幕内通算800勝の大関魁皇というところか。
3.Relapse / Eminem
 泰然自若・磐石の横綱相撲 平成の双葉山を目指す白鵬というところか。
4.Middle Cyclone / Neko Case
 SparksのCoverなど技能賞4回の鶴竜というところか。
5.Imidiwan: Companions / Tinariwen
 砂漠のBlues グルジア出身でサンボ・ヨーロッパ王者の栃ノ心というところか。
5.After Robots / BLK JKS
 南アのGrunge 2009年11月場所 新十両勝ち越しの臥牙丸というところか。
辺りということに。

今までは 過去の各年ベスト3を列記してきましたが 量が増えてきましたので 取り敢えず今の気分で過去10年間のベスト25に集約してみました。

1. Eminem / The Marshall Mathers LP
2. The White Stripes / Elephant
3. Rahat Nusrat Fateh Ali Khan / Rahat Nusrat Fateh Ali Khan
4. Lady GaGa / The Fame
5. Outkast / Speakerboxxx / The Love Below
6. Antony And The Johnsons / I Am A Bird Now
7. Detroit Cobras / Life,Love And Leaving
8. Black Eyed Peas / Monkey Business
9. Christina Aguilera / Back To Basics
10. Norah Jones / Come Away With Me
11. Arizona Amp And Alternator / Arizona Amp And Alternator
12. Scott Walker / The Drift
13. TV On The Radio / Return To Cookie Mountain
14. Santogold / Santogold
15. Neko Case / Fox Confessor Bring The Flood
16. Tony Bennett / Playin' With My Friends: Bennett Sings The Blues
17. The Coral / The Coral
18. Jamie Cullum / Twentysomething
19. CSS / Cansei De Ser Sexy
20. Cesaria Evora / SaoVicente Di Longe
21. D'Angelo / Voodoo
22. Dengue Fever / Escape From Dragon House
23. M. I. A. / Arular
24. Pink Martini / Hang On Little Tomato
25. Jill Scott / Who Is Jill Scott?

まだ紹介していないものを。

Rahat Nusrat Fateh Ali Khan(別の曲ですが Jayant君にはこども店長もびっくり)

Arizona Amp And Alternator(静止画像ですが)

<参考>
Rolling Stone誌 100 Best Albums Of The Decade

1. Radiohead / Kid A
2. Strokes / Is This It
3. Wilco / Yankee Hotel Foxtrot
4. Jay-Z / The Blueprint
5. The White Stripes / Elephant
6. Arcade Fire / Funeral
7. Eminem / The Marshal Mathers LP
8. Bob Dylan / Modern Times
9. M.I.A. / Kala
10. Kanye West / The College Dropout
11. Bob Dylan / Love and Theft
12. LCD Soundsystem / Sound of Silver
13. U2 / All That You Can't Leave Behind
14. Jay-Z / The Black Album
15. Bruce Springsteen / The Rising
16. OutKast / Stankonia
17. Beck / Sea Change
18. MGMT / Oracular Spectacular
19. Amy Winehouse / Back to Black
20. The White Stripes / White Blood Cells
21. Coldplay / A Rush of Blood to the Head
22. Green Day / American Idiot
23. D'Angelo / Voodoo
24. Bruce Springsteen / Magic
25. Radiohead / Amnesiac

NME誌 THE TOP 100 GREATEST ALBUMS OF THE DECADE
(between January 2000 and December 2009)

1. The Strokes / Is This It
2. The Libertines / Up The Bracket
3. Primal Scream / XTRMNTR
4. Arctic Monkeys / Whatever People Say I Am, That's What I'm Not
5. Yeah Yeah Yeahs / Fever To Tell
6. PJ Harvey / Stories From the City, Stories From the Sea
7. Arcade Fire / Funeral
8. Interpol / Turn On The Bright Lights
9. The Streets / Original Pirate Material
10. Radiohead / In Rainbows

あくまでRock的なものに拘るNMEは 少し貧相という...

ドサクサに紛れて「凍てついた墓碑銘 / ナンシー・ピカード」を海外推理小説に追加しました。
こちらが本題かも。

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凍てついた墓碑銘 / ナンシー・ピカード
(早川書房 2009)
主人公:アビー・レイノルズ(造園業)

カンザス州の小さな町で17年前 身元不明の娘の全裸死体が発見されました。 地元民の手により手厚く葬られた少女はやがて人々の病気等を癒してくれる「スモールプレーンズの聖処女」と呼ばれるように。 そして主人公アビーの恋人は 遺体の発見者の一人でしたが 発見の翌日 突然出奔。 そして今 恋人の母親の死から過去の謎が解き明かされることに。 話の展開は推理小説の王道で新味はないものの 安定感のある手堅い語り口が心地よく 一気に読了。

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November 24, 2009

血ぬられた墓標 / Mario Bava監督 Barbara Steele主演

「血ぬられ」という枕詞と言えば アラン・ラッドとヴァージニア・メイヨの「血ぬられし欲情(The Iron Mistress)」が有名かも。
ただ邦題から私が期待?したような場面は見当たりません。
期待通りの映像と言えば やはり「血ぬられた墓標」でしょう。こちらの原題は「Black Sunday」。
Cypress HillのBlack SundayやU2のSunday Bloody Sundayの入リ込む余地のない世界か。

BLACK SUNDAY (1960) pt.1 / Barbara Steele Mario Bava

4分12秒辺りの映像にドッキリです。

BLACK SUNDAY (1960) pt.2

4分50秒辺りの衝撃映像に 思わず わくわくしてしまいます。

などと言いつつ「血ぬられた愛情」などを海外推理小説に追加しました。

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第四の郵便配達夫 / クレイグ・ライス
(東京創元社 1988)
主人公:ジョン・J・マローン(刑事弁護士)
閑静な高級住宅街で 郵便配達人が三人続けて殺されます。 そして30年前タイタニック号で遭難したはずの恋人からの便りを待ち続ける大富豪の老人が容疑者に。 またもやヘレンとジェイクが混乱に拍車をかけます。 オーストラリアン・ビア・ハウンドと称すビール好きの野良犬が中々好い味を。

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血ぬられた愛情 / エリザベス・ジョージ
(新潮社 1994)
主人公:トマス・リンリー(スコットランド・ヤードの警部)
貴族階級の演劇プロデューサーが女流劇作家の殺人事件に巻き込まれ 同じ階級のリンリーが捜査に携わることに。 そしてかの貴族一族の25年前の忌まわしき過去や15年前の居酒屋の女房の死亡などが蒸し返されることに。 ヘレンが事件に巻き込まれていますが 実のところ私はへレンが苦手です。

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November 10, 2009

敗戦日記 / 大佛次郎

昭和19(1944)年11月10日(発行所 草思社)

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 皆の話から。
暗いのと工場帰りの娘たちの帰りを案じ駅は迎いの母親や姉で混雑している。(時節がら男装の者多しと。)
ひと頃華美を競いし映画女優たちのその後、落魄せしもの多しと。砂田駒子は床屋の妾、狸合戦の高山広子は貧しい家の生まれでつつましく好感を持たれしが望みし結婚に破れ、実演の方に移ろうとしてその会社の重役のものとなりしが、その男横領にて七ヶ月もひっぱられその間に出産あり、産後の故障にて足が腐り片方を切断するに至ると。酒井米子は若い亭主を持ち五十で今も真白に塗っているのを電車の中で見かける、と。


酒井法子さんも細川ふみえさんも君島十和子さんにも頑張っていただきたいものですね。

とにもかくにも「災厄の紳士 / D・M・ディヴァイン」と「幽霊の2/3 / ヘレン・マクロイ」を海外推理小説に追加しました。
災厄の紳士 / D・M・ディヴァイン
(東京創元社 / 2009)
主人公:ネヴィル・リチャードソン(ジゴロの青年)

主人公は羽賀くんや押尾くんや高相くんのように中身の薄い青年。 見た目は美男子なのでジゴロ稼業で糊口を凌ぐ生活。 そしてさる筋よりの「有名作家の娘を誑し込んで欲しい」との話に乗ってしまいます。 実は奥さんがいるのですが 主人公には勿体ないほどの女性。 とはいえ結末は なにやら最近の事件を...

幽霊の2/3 / ヘレン・マクロイ
(東京創元社 / 2009)
主人公:ベイジル・ウィリング博士(精神科医)

あるパーティーで人気作家が毒殺されます。 出版業界の内幕が中々興味深いです。 殺害方法はありふれているのですが 作家を中心とした人間関係の謎解きを堪能。 ただ帯には「名のみ語り継がれてきた傑作」とのことですが ジャズやロックの所謂「幻の名盤」と同じような赴きも。 作家に対する辛らつな批判を繰りひろげる評論家が中々好印象。

私が傷ついた辛らつな批評。

ニューミュージック・マガジン 1970年 6月号(P107)

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Manfred Mann Chapter Three / マンフレッド・マン・チャプターⅢ
 評点 80点 担当 水上はる子
...大メンバーチェンジして、今度こそやりたいことをやるぞ、と張り切っているらしいがそうは問屋がおろさない、せっかく導入したサックスが勝手にブワー・ブワー鳴るばかりで、ちっとも思うようにならない。そんな気持ちでイライラしてるのではなかろうか。
 ホーン・セクションを加えたグループで成功したのはブラッドとシカゴ以外ないと私は思っている。ジャズっぽいホーンと、完全に分離してしまったロック調のギターが、なんともあと味の悪いものを残した。


「ブワーブワー」と「あと味の悪いもの」という表現に深く傷つきました...
今でも2枚目の方が 日本では評価が高いのは この評点のせいではと私は逆恨み気味。

ニューミュージック・マガジン 1970年 9月号(P100)

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Groundhogs / 進歩のための破壊!(Thank Christ For The Bomb)
評点 78点 担当 中村とうよう
...マクフィーの作曲家としての才能の限界もハッキリと出てしまっている。イギリスでは最もブルースを深く理解していたマクフィーの姿が、どこかにスッ飛んじゃったのは少々さびしい。

「才能の限界」という言葉と「はっぴいえんどが83点」「Iron Butterfly(Live)が90点」「The Jerry Hahn Brotherhoodが90点」に対しての「78点」に深く傷つきました。

もちろん友人たちも「ニューミュージック・マガジン」を買っていたので この2枚のAlbumは棚の奥の方へしまい込んでしまったことは言うまでもありません。
この時点で 私は「British Rockがよく分からない奴」だったようです。

Travelling Lady / Manfred Mann Chapter Three
確かに水上はる子さんの仰るとおり ブワー・ブワー鳴るばかりかも...
でも私は好きだったのです。この管の響きが。


Soldier / Groundhogs
中村とうよう翁は「マクフィーの作曲家としての才能の限界もハッキリと出てしまっている」と決め付けましたが...

Gatefold Inside(内側見開き)
Manfred Mann Chapter Three / Vol.1

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Groundhogs / Thank Christ For The Bomb

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October 24, 2009

La Vida Es Un Carnaval / Celia Cruz



「迷惑なんだけど? / カール・ハイアセン」の主人公の悩みの種は幻聴のようです。

(P214)
 ハニーは耳に手をあて、目をつむる。遠くのほうからまた音が聞こえてきて、すぐに恐怖のダブル音楽になった。ひとつは両親が好きだったセリア・クルース。バックに流れているのは、ナイン・インチ・ネイルズだろうか。

そして こちらがNine Inch Nailsです。
同時に 頭の中に鳴り響くのはちょっと厭ですね。

こちらなら まあ大丈夫かと。

(P190)
体を動かしていれば、音楽を一時的に頭から追い出すことができる。ルイス・パイジャックの家へ行ったときからずっと、ディープ・パープルの”スモーク・オン・ザ・ウォーター”とカーペンターズの”雨の日と月曜日の朝は”が耐えがたい不協和音を奏でているのだ。

Deep Purple / Smoke On The Water



Carpenters / Rainy days and Mondays



よろしかったらお試しください。

他にもピーター・フランプトン、マイケル・ジャクソン、CCR、ストーンズ、オールマン・ブラザーズ、マーク・ノップラー(ダイアー・ストレイツ)、グレース・スリック(ジェファーソン・エアプレイン)、クロスビー・ステッルス&ナッシュ、トム・ペティ、リンプ・ビズキット、ウィーザー、イーグルズ、グリーン・デイ、ビートルズ、マール・ハガード、ウェイロン・ジェニングス、ジミ・ヘンドリックス、フィオナ・アップルなどが登場。

「迷惑なんだけど? / カール・ハイアセン」を海外推理小説に追加しました。

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迷惑なんだけど? / カール・ハイアセン
(文藝春秋 / 2009)
主人公:ハニー・サンタナ(シングルマザー)

蓮舫さんのように正義感が強く攻撃的な主人公。 電話セールスの男の「ふざけるな、この腐れマンコ!」という捨て台詞に激しく反応。 宅八郎さんを上回る周到なお仕置き・復讐を計画 無人島におびき寄せることに。 ところが月亭可朝さんのようなストーカーやアンナ・ニコル・スミスより実社会に適応力のあるセールスマンの愛人に知念功さんや知花昌一さんのような活動家ではないが 島に潜伏中のネイティブ・アメリカンなど個性的な人々が次々登場して大混乱。 あっという間に読了。

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噂の真相(1992年7月号)顔面至上主義より。
蓮舫さん 社会派バカ
「3時にあいましょう」の蓮舫は本当に嫌だ。「私がワイドショーを変えてみせる」の寝言と共に、蓮舫は日一日と自信と実績を積み重ねているつもりだ。「3時にあいましょう」なのに。

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October 13, 2009

Come As You Are / Nirvana

Nirvana / Nevermindより。

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カーラジオはKROQ局に合わせてあった。ニルヴァーナの曲が流れ出す。
「そのままのおまえでいい
(Come As You Are)
音量をあげ、時計に目をやる。午前六時十六分。やっぱりだ―――十五分間の楽園は十五分しかつづかない。


「ロミオ / ロバート・エリス」の一節(P24)。
殺人現場へ向かう早朝6時のNirvanaはかなり刺激的。
これだけで その後の展開に期待を。

Nirvana / Come As You Are


さりげなく「ロミオ / ロバート・エリス」を海外推理小説に追加しました。

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ロミオ / ロバート・エリス
(早川書房 / 2008)
主人公:リーナ・ギャンブル(ロス市警強盗殺人課の刑事)

ロス市郊外で猟奇的殺人事件発生。 当初は被害者の夫の犯行と思われたものの 昨年10月に発生したレイプ未遂事件や本年3月の殺人事件との共通点が多く 連続殺人事件の様相を。 さらに主人公の弟(数年前に殺害された)のバンド仲間が 同様の手口で殺された女性の傍らで殺され 否が応でも弟の事件との関連が... 弟さんがミュージシャンということで お姉さんも中々音楽に造詣が深いようです。 ニルヴァーナからベートーヴェンの交響曲まで小道具に。

他にも 音楽にまつわるお話が次々と。

(P140)
犯行現場のベッドテーブルのCDプレーヤーには、ベートーヴェンの交響曲六番のCDがはいっていた。

(P160)
放送予定表によれば、零時からコラボレーションの特集が始まる。エリントンとストレイホーン。パーカーとガレスピー。それが始まるまでは、ラリー・コリエルのギターが聴ける。「ベアフット・ボーイズ」のB面だ。

(P259)
プレーヤーのCDがジョン・コルトレーンの「マイ・フェイヴァリット・シングス」からピート・ジョリーの「リトル・バード」に入替わった。

(P314)
ジミ・ヘンドリックスがデザインし、マディ・ウォーターズの功績を讃えて贈ったものだという説もあれば、中産階級にブルース音楽を広めたヘンドリックスに、音楽でまともな金が稼げるようになった感謝の気持ちを込めて、ウォーターズが贈ったものだという説もある。しかしこんなのは序の口だ。バディ・ガイがしばらく使ったのちに、エリック・クラプトンの手に渡った。B・B・キングからデイヴィッド・ギルモアに渡り、さらにマーク・ノップラーのものになった。キース・リチャーズがカート・コバインにこっそり渡し、その後どういういきさつかはわからないが、ニール・ヤングの手に渡った。
(ハート型をした14金製のピック)

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October 02, 2009

Blacklisted / Neko Case

Album Title曲なのですが ざっと見たところでは YouTubeに映像はありませんでした。
ちょっとAlternative色が濃く おどろおどろしい感じがする曲だからでしょうか...

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「ブラック・リスト / サラ・パレツキー」を海外推理小説に追加しました。

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ブラック・リスト / サラ・パレツキー
(早川書房 / 2007)
主人公:V・I・ウォーショースキー(私立探偵)

少し間が開いてしまいました。 ヴィクのお得意先から「母親の屋敷に隣接する空き邸宅に不審者が入り込み 母親が不安を抱いている」との調査依頼。 そして結局ヴィクは邸宅の池で死体に遭遇す ることに。 過去の赤狩りや人種差別から 9・11以降の様々な軋轢を正面から見据えた力作。 などと感心しつつ お仲間はインシンク('N Sync)にお熱なのに Sarah McLachlanの曲を愛し 将来はジャーナリストを目指している鼻持ちならぬ小娘とヴィクとのやりとりに惹かれてしまいました。

(P83)
学級写真に目を通すことにした。まずは上級生から。溌剌として自信に満ちた少女がおおぜいいて、長くて黒っぽいお下げや傲慢そうな表情も数多く見受けられた。ゆうべの幻と一致する子を探しな がら、そうした顔に出会うたびに視線を止めた。アレックス・デューハースト(好きなスポーツ/馬術、好きな歌手/NSYNC)ではなさそうだし...
(P84)
キャサリン・ベイヤード。サラ・マクラクランの曲を愛し、好きなスポーツはラクロスで、大人になったらジャーナリストになりたいと思っている子。
(P354)
床から天井までの書棚はからっぽで、NSYNCのCDが置いてあるだけだった。


日本に置き換えると
 お友達はフォーリーブスにお熱なのに 森田童子を聴くお嬢さま。
 若しくはお友達はシブがき隊にお熱なのに 中島みゆきを聴くお嬢さま。
 それともお友達はKinki Kidsや嵐にお熱なのに 小柳ゆきや天童よしみを聴いてしまうお嬢さま。
のような感じでしょうか...

映像は とりあえず「童」で揃えてみました。

森田童子さん

天童よしみさん

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September 28, 2009

Latvian Song Festival

Woodstockや北朝鮮 創価学会を上回る一体感!! 皆それなりに楽しんでいる様子。 ラトヴィア 恐るべし!!





断腸亭日乗(下) 永井荷風著(岩波文庫)

昭和15(1940)年(P100)
 九月念八。晴。世の噂によれば日本は独逸伊太利両国と盟約を結びしといふ。愛国者は常に言へり、日本には世界無類の日本精神なるものあり外国の真似をするに及ばずと。然るに自ら辞を低くし 腰を屈して侵畧不仁の国と盟約をなす。国家の恥辱これより大なるはなし。その原因は種々なるべしといへども余は畢竟儒教の衰滅したるに因るものと思ふなり。

昭和18(1943)年(P207)
 九月廿八日。晴れ。晩に陰。来十月中には米国飛行機必来襲すべしとの風説あり。生きてゐたりとて面白くなき国なれば焼死するもよし、とは言ひながら、また生きのびて武断政府の末路を目撃する も一興ならむと、さまざま思ひわづらひいまだ去留を決すること能はざるなり。

昭和20(1945)年(P283)
 九月廿八日。
(前略)
我らは今日まで夢にだに日本の天子が米国の陣営に微行して和を請ひ罪を謝するが如き事のあり得べきを知らざりしなり。
(中略)
幕府瓦解の時には幕府の家臣に身命を犠牲にせんとする真の忠臣ありしがこれに反して、昭和の現代には軍人官吏中一人の勝海舟に比するべき智勇兼備の良臣なかりしがためなるべし。我日本の滅亡すべき兆候は大正十二年東京震災の前後より社会の各方面において顕著たりしに非ずや。

同じく政治体制の変換期を描いた「リガの犬たち / へニング・マンケル」を海外推理小説に追加しました。

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リガの犬たち / へニング・マンケル
(東京創元社 2003)
主人公:クルト・ヴァランダー(警部)

バルト海を隔てたラトヴィアからゴムボートに乗った二人の射殺体が漂着。(1991年2月13日) そしてラトヴィアからへビースモーカーの中佐が捜査に派遣されるが 帰国後殺害。 今度はラトヴィア側 からの要請でヴァランダーが独立運動真っ只中の首都リガへ向かうことに。(1991年8月21日独立)波乱万丈の展開もさることながら 成熟期を迎えた先進国スウェーデンから見た旧体制の社会主義国 という視点が実に新鮮でした。 それにしてもゴムボートを盗まれたり やっぱりちょっとだらしがない。

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September 24, 2009

You Never Can Tell / Chuck Berry

ジェーンの不機嫌の表し方はできるかぎりの騒音をたてることだった。部屋を通過するごとに、乱暴に扉を閉める。制服を脱いで、黒いセーターとジーンズに着替えるなり、居間でレコードを大音量でかけ、ツイストを踊り、体をしぼるようにひねり続ける。
「ウォリス家の殺人 / D・M・ディヴァイン」に登場する 16歳のお嬢ちゃん(1962年)。

そして ツイストといえば Pulp FictionのTwist ContestでのUma Thurman & John Travoltaですね。



何だか ちょっと変? 
そもそも 耳慣れない言葉で歌っています。
ということで 本物はこちら。



何となく「ウォリス家の殺人 / D・M・ディヴァイン」を海外推理小説に追加しました。

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ウォリス家の殺人 / D・M・ディヴァイン
(東京創元社 / 2008)
主人公:モーリス・スレイター(歴史学者)

「悪魔はすぐそこに」が面白かったので。 地味な学究生活を送る主人公が 幼馴染の売れっ子作家の家に招待されます。 実はやはり旧知の作家の妻から夫の様子を心配しての訪問依頼。 どうやら作家とその兄との確執が原因とのこと。 その上 主人公の息子と作家の娘の婚約も気にかかる様子など かなり濃密な人間関係。 そしてとうとう 兄の住まいで傷害事件の痕跡を残しつつ 兄弟が消息不明に。 読み応えは充分。

主人公は華やかな経歴のお方のご学友ということで うっかり「今上天皇のご学友」橋本明さん・「秋篠宮のご学友」柴田光太郎さん・「雅子皇太子妃のご学友」工藤雪枝さんを思い浮かべてしまいました。
 

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August 13, 2009

Waltz For Debby / Bill Evans

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60年代末期から70年代初頭 うるさ型のお兄ちゃんやお友達は皆Rockを卒業してJazzに傾斜。
それでもStoogesMC5を聴き続ける私の将来を心配してくれた友人が貸してくれたJazz Albumのうちの一枚
まあ 私としてはTPOに合わせて聞いていたつもりだったのですが...
もちろんJazzに宗旨替えした皆さんが愛して止まないWaltz For Debbyを前にしては 同じようなざわめきの聞こえるHot TunaのFirstは紛い物扱いされそうだったので 思わず隠してしまう根性なしのRock小僧でした。

とはいえ 私には上品で抑制の効いた大人のJazzより 破壊力のあるFree Jazzの方が肌に合っていたようです。
また私は 猫背ではなく背筋の伸びた正しい姿勢のPianistの方が好きだったということもありました。
何はともあれ そんな私でさえ この録音の10日後 夭逝したと伝えられる天才BassistのScott LaFaroの虜に。
この方が Eddie Gomez、Jack Bruce、Danny Thompson、Jaco Pastoriusまで 日本では手数の多いBassistに人気が偏った元凶だったのかも。
本来 スパイダースの加藤充さんやブルー・コメッツの高橋健二さんにワイルド・ワンズの島英二さんのような縁の下の力持ち的なBassistが好きだった私でさえ ついついルイズルイス加部さんやサリー(岸部氏)のようなBassistにも無関心ではいられなくなりました。

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「シティ・オブ・ボーンズ / マイクル・コナリー」より。
(P216)
 ビル・エヴァンス・トリオがニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで演ったライヴCDを選んだ。自宅にもこのCDがあり、ディナーにはうってつけだとわかっていた。
(P218)
「ねえ、このひとは日本では神なのよ」 ジュリアがキッチンから呼びかけた。
(中略)
「ビル・エヴァンスが?」
「ええ。ビルの音楽専門のラジオチャンネルがいくつもあるように思えるくらい」


ということで「シティ・オブ・ボーンズ / マイクル・コナリー」を海外推理小説に追加しました。

シティ・オブ・ボーンズ / マイクル・コナリー
(早川書房 2005)
主人公:ハリー・ボッシュ(ハリウッド署の刑事)

上・下巻に分かれていなかったので 思わず手にとってしまいました。 ハリー・ボッシュ・シリーズも随分といい加減な読み方をするようになってしまいました。 出版される度に こつこつと読んでいたのが嘘のようです。 20年程前に殺された少年の骨が発見され KYなボッシュはまたもや異常な執念で真相究明に乗り出します。 もちろんその過程で 過去に児童性愛犯罪歴のある男に辿り着き「自殺に追い込んでしまったのでは」との非難を浴び お約束の四面楚歌状態。 哀しい家族と哀しい恋の物語。

他にも

(P103)
「だれが好きなんだい?」
「うーん、最近はビル・エヴァンズね」
 ボッシュはうなずき、ラックへ近づくと《カインド・オブ・ブルー》を抜き出した。ステレオにセットする。
「ビルとマイルスだ」 ボッシュは言った。「コルトレーンやほか何人かはさておくとして、最高の一枚だ」
(P109)
ボッシュが寝室にもどってくると、ジュリアはだれの曲なのか気づいた。
「クリフォード・ブラウン?」
ボッシュはうなずいてベッドに近づいた。これほどジャズのことを知っている女性と知り合いになるのは、はじめてのような気がした。


などなど 古風なハードボイルドにはやはりジャズが似合うようです。

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