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March 10, 2013

金も要らなきゃ女も要らぬ わたしゃ もすこし背が欲しい / 玉川カルテット

日本を代表するES-355(多分)の使い手 二葉しげる師匠。(最初の映像のGuitar)
先頃お亡くなりのAlvin Leeさんがお使いのものより ずいぶんと大きなGuitarをお使いのように見えます。

玉川カルテットの芸は、さまざまな面での技術的な制約からまったく自由です。むろんそれは想像を絶した演奏技術が彼らにあるからなのですが、しかしこの芸のすごさは、実は、その想像を絶した演奏技術を浪費していないところにあると思います。玉川カルテットの演奏の正確さは、ともするとマシーンのそれととりちがえられかねない側面をもつことを認めた上で、いわずもがなのことですが、彼らの演奏ほどマシーンの無味乾燥さから遠い演奏もないということをいわざるをえません。なぜなら、彼らほどテクニカルな問題から開放されているカルテットがいまだかつてなかったからで、したがって彼らは演芸という行為で観客を楽しませのではなく、演芸する歓びそのものを感じさせるのです。

種明かしをすれば この文章は 黒田恭一先生の「ラサール弦楽四重奏団」の解説文から盗用したものなのですが それほど違和感はありませんでした。
玉川カルテットの芸の確かさはもちろんですが 黒田恭一先生の論旨が明確で普遍的だという証ということにもなります。

あくまでヒップ・ホップで言うところの「リスペクト」です。

生まれて初めて「リスペクト」という言葉を使ってみました。
まだ廃れていませんか?
「なう」は一度も使わぬうちに廃れてしまいとても残念です。

ということで「ベートーヴェン弦楽四重奏曲第13番 / ラサール弦楽四重奏団」をヴィニール・コレクションに追加しました。

1303lasalle

ベートーヴェン弦楽四重奏曲第13番 / ラサール弦楽四重奏団 / 1972年
今ひとつ解っていませんが「大フーガ付」とのこと。今ひとつ解っていませんが 帯によると「ベートーヴェン後期への、ラサールの新しい視点」とのこと。
集中力を高め五感を磨き脳を活性化したい時 私は弦楽四重奏を聴くことがあります。

解説より(黒田恭一)
 たとえば第2楽章プレストの演奏だが、彼らの演奏は、さまざまな面での技術的な制約からまったく自由だ。むろんそれは想像を絶した演奏技術が彼らにあるからなんだが、しかしこのレコードの演奏のすごさは、実は、その想像を絶した演奏技術を浪費していないところにある。ラサール・カルテットの演奏の正確さは、ともするとマシーンのそれととりちがえられかねない側面をもつことを認めた上で、いわずもがなのことだが、彼らの演奏ほどマシーンの無味乾燥さから遠い演奏もないということをいわざるをえない。なぜなら、彼らほどテクニカルな問題から開放されているカルテットがいまだかつてなかったからであり、したがって彼らは演奏という行為で聴者を楽しませるんではなく、音楽する歓びそのものを感じさせる。

さすがは黒田恭一先生。 とうよう御大や政則御大とはまた違う 何やら学術書のような格調高さが魅惑的です。 今度Amazonのカスタマーレビューにそっくりそのまま盗用してみたいものです。 さしずめShaggsGTOsRaincoats辺りか。それともYoko Ono, Kim Gordon, Thurston Moore / Yokokimthurstonにしましょうか?

もちろん私の場合は Vocal Quartetの方が馴染み深いですね。

残念ながら後半のPeek A Boo以降は3人になってしまいました。

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